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新型インフルエンザに関する報道をまとめています。
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新型インフルエンザオセルタミビル耐性株
 新型インフルエンザ(A/H1N1pdm)オセルタミビル耐性株(H275Y)の国内発生状況
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3601.html

(掲載日 2009/12/25)
<速報>新型インフルエンザ(A/H1N1pdm)オセルタミビル耐性株(H275Y)の国内発生状況 [第1報]

要 約
2009年4月中旬に、これまでのA/H1N1株とは全く抗原性の異なるブタ由来のA/H1N1新型インフルエンザウイルス(A/H1N1pdm)がメキシコ・北米を中心に発生し、その後、日本を含む世界各国に広がった。同年6月には、日本・香港・デンマークでオセルタミビル耐性のA/H1N1pdm株が検出され、その後、国内では22例が報告されている(2009年12月9日現在)。このうち、19例は予防投与または治療投与をうけており、薬剤の選択圧によって耐性株が発生したと考えられた。2例は、薬剤投与なしの事例で、耐性株がヒトからヒトへ感染したと考えられた(1例は薬剤服用履歴不明)。これらの耐性株はザナミビルに対しては感受性を保持しており、また、抗原的には今期新型ワクチン株に類似していた。国内外においては、これら耐性株が広範囲に広がっている事例は今のところ報告されていない。しかし、英国・米国では耐性株の院内感染が報告されていることから、今後も新型A/H1N1pdm耐性株の発生動向に注意が必要である。

はじめに
2009年の4月中旬からブタ由来のA/H1N1新型インフルエンザが北米およびメキシコで発生し、6月11日にはWHOからパンデミック宣言に相当する警戒レベルのフェーズ6が出された。日本国内においては、5月以降各地でA/H1N1pdmが検出され、8月中旬には夏季にもかかわらずインフルエンザの流行期に入り、現在は分離株の約99%がA/H1N1pdm株となっている。A/H1N1pdm株は、M2阻害薬のアマンタジンに耐性であることが知られており、このため、新型インフルエンザの予防および治療にはNA阻害薬であるオセルタミビルおよびザナミビルが使用されている (1)。

これまでの調査によると、世界各国で分離されているA/H1N1pdm株のほとんどの株は、オセルタミビルおよびザナミビルに対して感受性がある (2)。一方、2009年6月に、日本・香港・デンマークで、オセルタミビル耐性のA/H1N1pdm株が検出されて以来、各国で散発的に耐性株が検出されている。いずれもノイラミニダーゼ(NA)蛋白の275番目のアミノ酸がヒスチジンからチロシン(H275Y)に変化しており、オセルタミビルに対して耐性となっている。WHOの報告によると、2009年10月22日までに全世界で39例の耐性株が検出されており、このうち16例は、オセルタミビルの治療投与を受けた患者から分離され、13例は予防投与を受けていた (1)(3例は未服用、7例は不明)。このことは、薬剤の服用によって耐性株の発生リスクが高くなることを示唆している。これらの耐性株のほとんどは、散発的な発生にとどまっているが、最近、英国および米国において耐性株による院内感染が起こり (4)、日本でも小規模ながら病院内でヒト−ヒト感染疑い例が報告され、限局的ながらヒト−ヒト感染が見られている。

わが国は、全世界のオセルタミビル生産量の70%以上を使用しており、世界最大の使用国であるため、A/H1N1pdm耐性株が最も発生しやすい環境にあるといえる。このため、国内における耐性株の発生状況や、その感染拡大の有無を迅速に把握し、適宜情報を共有することは公衆衛生上極めて重要である。このような背景から、国立感染症研究所(感染研)は地方衛生研究所(地研)と共同で、2009年5月以降に採取されたA/H1N1pdm耐性株発生状況に対する調査を実施した。本稿は、2009年12月9日現在までに性状解析が完了したウイルスについてまとめた中間報告である。

1. 国内の耐性株検出状況
各地研から寄せられた耐性株の検出状況を地研別(
表1)および地域別(図1)に示した。耐性株は、主にNA遺伝子の部分塩基配列を解析し、耐性遺伝子マーカーH275Yの有無により同定を行った。一部の株に関しては薬剤感受性試験により同定を行った。この結果、総解析数1,403株中22株の耐性株が検出され、発生頻度は1.6%であった。しかしながら、今回の解析株には、薬剤投与後に検体採取された株も多数含まれ、また、臨床的に薬剤耐性が疑われたケースを優先して解析している例もあり、検体のサンプリングにはある程度のバイアスがかかっている。このため、実際の発生頻度よりも少し高い数値である可能性がある。米国など海外における耐性株の発生頻度は0.8%(3)であることから、国内における市中流行株のA/H1N1pdm耐性株の発生頻度もおそらく同程度と考えられる。さらに、これら耐性株は、時期的にも地理的にも散在して検出されたことから、散発的な発生であると考えられた。

国内で分離された22例のA/H1N1pdm耐性株のうち、13例は治療投薬を受けた患者から、7例は予防投薬を受けた患者から分離されており、薬剤の選択圧によって散発的に耐性株が発生したと考えられた(図1)。一方、札幌市と大分県の2例に関しては、薬剤の服用履歴がなく、耐性株のヒト−ヒト感染が疑われた。また新潟県の2例(A/Niigata(新潟)/1233/2009pdmおよびA/Niigata(新潟)/1234/2009pdm)は、薬剤服用後に検体採取されたサンプルであるが、同じ病室内の患者から同時期に検出されており、ヒト−ヒト感染が強く疑われた事例である。

22株のうち2株(A/Niigata(新潟)/1459/2009pdmおよびA/Shimane(島根)/1062/2009pdm)は耐性株と感受性株の混合サンプル(275H/Y)であり、薬剤服用中に患者の体内で耐性株が発生する過程の検体と考えられる。

2. NAI薬剤感受性試験
現時点までに感染研に送付されたた国内耐性株について、合成基質を用いた化学発光法により、オセルタミビルおよびザナミビルに対する薬剤感受性試験を行った。この結果、解析したオセルタミビル耐性株は、感受性株に比べて200倍以上も高いIC50値を示し、オセルタミビルに対する感受性が著しく低下していた。これらのIC50値は、同じ耐性マーカーをもつ季節性A/H1N1耐性株と比べ大きな違いはなかった。また、これらのオセルタミビル耐性株は、ザナミビルに対しては感受性を保持していた。

3. 抗原性解析
国内で分離されたA/H1N1pdm耐性株について、ワクチン株のA/California/7/2009pdmnおよび国内初の分離株であるA/Narita(成田)/1/2009pdmに対する抗原性を比較した。抗原性解析は、フェレット感染抗血清と0.5%七面鳥血球を用いた赤血球凝集抑制(HI)試験により行った。この結果、解析したすべての耐性株は、A/California/7/2009pdmnおよびA/Narita(成田)/1/2009pdmに対して4倍以内の抗原変異に収まっており、抗原性はワクチン株に類似していた(
表2)。このことから今期の新型ワクチンは、A/H1N1pdmオセルタミビル耐性株にも有効であることが期待される。

4.遺伝子解析
新型A/H1N1pdmウイルスのNA遺伝子系統樹解析を行った結果、国内で分離されたすべてのA/H1N1pdm耐性株はA/California/7/2009株が入る同一のグループに分類され、耐性株および感受性株はともに遺伝的に均一であることが示された(
図2)。6月以降に分離されたA/H1N1pdm株はV106IおよびN248Dの共通の置換を持ち、多くの耐性株はこのグループに分類された。これらの耐性株のNA遺伝子は、季節性A/H1N1耐性株のNA遺伝子とは塩基配列が明らかに異なっており、オセルタミビル耐性となっている季節性A/H1N1株とのNA遺伝子の交雑によって発生した耐性株ではないことがわかった。

おわりに
現在、国内外で流行しているA/H1N1pdm株の大半はオセルタミビルおよびザナミビルに対して感受性であるが、A/H1N1pdm耐性株も各国で散見されており、国内では既に22例のオセルタミビル耐性株が確認されている。国内耐性株に対する我々の調査の結果、これらの耐性株はザナミビルに対しては感受性を保持しており、また、今期ワクチン株と抗原的に良く似ていることから、今期ワクチン株はこれらの耐性株に対して有効であると考えられる。

A/H1N1pdm耐性株の発生状況は、ここ2シーズンに流行した季節性A/H1N1耐性株の発生状況とは大きく異なっている。2シーズン前からヨーロッパ諸国を中心に流行した季節性A/H1N1耐性株は、半年で世界中に広がり、昨シーズンにはわが国でも分離株のほぼ100%が耐性株となった(5)。これらの耐性株の多くは、薬剤を服用していない患者から分離されており、通常のインフルエンザと同様の感染力を保持したまま急速に全世界に広まった (6)。一方、今回のA/H1N1pdm耐性株は、その多くが薬剤の治療投与または予防投与中に見つかっており、薬剤の選択圧によって発生したと考えられている。季節性A/H1N1耐性株とは異なり、これらの耐性株はヒト−ヒト間で効率よく伝播する性質をまだ獲得していない。しかし、日本における新潟県のケースや、英国や米国での院内感染のように、限局的にはヒト−ヒト感染が強く疑われるケースが確認されていることから、今後のウイルスの変化に注意した監視が必要である (2)。

新型A/H1N1pdm耐性株の発生リスクは薬剤の服用により高まることがわかっているため、特に、感染者との濃厚接触者への予防投与や、免疫機能が低下している患者への治療投与の際には十分な注意が必要である。実際、WHOが報告した耐性株39例のうち13例は予防投与であり(国内でも7例が予防投薬)、治療投与16例のうち7例は免疫機能が低下した患者から分離されている。予防投薬に関しては、通常の半量しか投与しないため、この服用条件が耐性株の発生を促す可能性も指摘されており、WHOでは予防投与は推奨しないとしている (1)。また、免疫力の低下した患者は、薬剤服用中でも体内のウイルスが減りにくく、薬剤の選択圧を受けやすいことから、耐性株が発生しやすい環境であることが知られている。これに加えて、米国・英国での院内感染は免疫機能が低下している患者間で広がったことから、耐性株が発生しやすいだけでなく、ヒト−ヒト感染も成立しやすいようである。これらのことから薬剤投与時には、投与量と服用期間に注意し、臨床的に効果が得られない場合にはザナミビルに変更するなどの処置が必要である。

薬剤の選択圧による耐性株の発生とは異なるメカニズムとして、遺伝子交雑による耐性獲得にも注意が必要である。薬剤耐性の季節性A/H1N1株は、新型インフルエンザの発生後も中国やエジプトでは少ないながらもまだ同時流行しており、季節性A/H1N1耐性株とA/H1N1pdmとの間で遺伝子交雑が起これば、感染伝播力をもった新型A/H1N1pdm耐性株が発生する可能性がある。この点にも注意したサーベイランスが必要である。

1) WHO. http://www.who.int/wer/2009/wer8444/en/index.html (オセルタミビル耐性新型インフルエンザウイルス)
2) Garten RJ et al ., Science. 2009. 325(5937): p197-201.(新型インフルエンザウイルスA/H1N1pdmの抗原性と遺伝的性状について)
3) CDC.
http://www.cdc.gov/flu/weekly/ (2009-2010インフルエンザシーズンの週間報告、49週、12月12日付け)
4) WHO.
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/notes/briefing_20091202/en/index.html(英国・米国で起こった耐性株の院内感染)
5) IASR
30: 101-106, 2009 (2008/09インフルエンザシーズンにおけるインフルエンザ(A/H1N1)オセルタミビル耐性株(H275Y*)の国内発生状況 [第2報])
6)
http://www.who.int/csr/disease/influenza/oseltamivir_faqs/en/index.html (H275Y耐性株に関するFAQ)

国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター第1室
(独)製品評価技術基盤機構バイオテクノロジー本部生物遺伝資源情報部門
地方衛生研究所


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<速報>新型インフルエンザウイルスの分離状況と分離ウイルス株の性状について―広島県
 (掲載日 2009/11/12)
<速報>新型インフルエンザウイルスの分離状況と分離ウイルス株の性状について―広島県
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3581.html

広島県では、新型インフルエンザウイルスA(H1N1)pdm(以下AH1pdm)の検査は、国立感染症研究所(感染研)から示された「病原体検出マニュアルH1N1新型インフルエンザ(2009年5月 ver.1)」に従ったリアルタイムRT-PCR法(一部はコンベンショナルRT-PCR法も併用)で実施しており、リアルタイムRT-PCR法でA型共通のM遺伝子が陽性、かつAH1pdmのHA遺伝子が陽性の検体をAH1pdm陽性と判定している。本県では、2009年6月9日に県内初の患者が確認されたが、それ以降、新型インフルエンザ国内流行初期における患者確定のための検査、その後の入院・重症患者を対象とした検査、定点サーベイランス検査において、これまでに合計137名の新型インフルエンザ患者を確認している(2009年10月21日現在)。当センターでは、患者の検体については、全例をウイルス分離の対象として検査を実施しているので、ウイルス分離の状況や分離ウイルス株の性状について、その概要を報告する。

1.AH1pdmの分離状況
ウイルス分離はMDCK細胞を用い、組織培養用6穴プレートに作製したMDCK細胞1穴(直系35mm)当たりに、患者の検体(鼻咽頭ぬぐい液)を0.2ml接種し、37℃、1時間吸着操作を加えた後に、トリプシンを添加したダルベッコ変法イーグルMEM培地(トリプシン添加培地)を2ml加えて、37℃の炭酸ガスふ卵器内で静置培養している。検査の対象となったすべての患者検体についてウイルス分離を実施した結果、リアルタイムRT-PCR法でAH1pdm陽性と判定された137名のAH1pdm陽性患者の検体中、1名を除いてすべての患者検体からAH1pdmが分離されている(AH1pdm陰性と判定された検体からは、AH1pdmは分離されていない)。なお、この1名の分離陰性の検体については、リアルタイムRT-PCRのcycle threshold(Ct)値の結果から、検体中に含まれるウイルス量が極めて少なかったと推察された。

MDCK細胞におけるAH1pdmの増殖態度については、接種後2日目〜6日目でCPEが細胞全体に広がる場合が大半であった。このことから、今回のAH1pdmも従来の季節性インフルエンザウイルス同様にMDCK細胞に対して感受性が高く、細胞を用いたウイルス分離は比較的容易であると思われる。なお、発育鶏卵を用いたウイルス分離に関しては、ここ数年に流行した季節性インフルエンザ(AH1亜型やAH3亜型)では、発育鶏卵でのウイルス分離が困難なケースを経験していたが、AH1pdmについては、1例ではあるが発育鶏卵を用いたウイルス分離を行い、羊水内接種することでウイルスは分離されているので、発育鶏卵でのウイルス分離も比較的容易であるかもしれない。

2.分離AH1pdm株の性状
(1)赤血球凝集(HA)性:分離されたAH1pdm株の各種血球に対するHA性については、七面鳥≧モルモット>ニワトリの順にHA価が高かった。七面鳥血球を用いた場合の分離ウイルスのHA価は、MDCK細胞で分離初代の場合は2〜64HA価を示し(多くの株が8〜16HA)、CPEが強く出現するのに比較して、HA価は低い印象であった。しかし、HA価が低かった株(MDCK細胞培養上清)についても、MDCK細胞に継代培養することで、培養上清のHA価は8HA以上に上昇している。

(2)赤血球凝集抑制(HI)価:AH1pdm株のHI価については、感染研から分与された抗A/California/07/2009(H1N1)pdm血清を用いた成績では、137株の分離株中136株が640HI〜5,120HI価を示した。1株は320HI価であった(ホモ価は2,560HI)。

(3)培養温度の違いによる増殖態度: AH1pdm株としては、流行初期の6月に採取された検体から分離された株と、10月に採取された検体から分離された株、それに加えて2008/09シーズンに分離された季節性インフルエンザウイルスAH1亜型およびAH3亜型ウイルス株について、培養温度の違いによるウイルス増殖量の差の有無を検討した。方法は,6穴プレートに作製したMDCK細胞に、1穴当たり5 PFU/0.2mlの多段増殖となる条件で感染させ、吸着操作後にPBS(−)で5回洗浄した後、トリプシン添加培地を加えて34℃と37℃の2通りの温度で培養した。培養開始24時間ごとに4日間、培養上清の一部を採取し、その中のウイルス量(遺伝子コピー数)をリアルタイムRT-PCR法で測定した。その結果、AH1pdm株は、季節性インフルエンザウイルス株同様に、34℃と37℃の培養温度でウイルスの増殖能には違いは認められなかった()。

(4)AH1pdm薬剤耐性株サーベイランス:これまでにMDCK細胞で分離されたAH1pdm株のうち、97株についてNA遺伝子中のH275Yの変異を調べたが、いずれの株でもオセルタミビル耐性を獲得するH275Yへの変異は見つかっていない。

広島県立総合技術研究所 保健環境センター
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<速報>2009/10シーズン初のインフルエンザウイルスAH3亜型分離―札幌市
 
 (掲載日 2009/10/29)
<速報>2009/10シーズン初のインフルエンザウイルスAH3亜型分離―札幌市

http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3573.html

札幌市では、2009年9月に今シーズン初めての季節性インフルエンザウイルスAH3亜型2株を分離した。

感染症発生動向調査病原体検査の検体として札幌市衛生研究所に搬入された、市内の定点医療機関である2カ所の小児科医院において9月初旬に採取された患者2名からの咽頭ぬぐい液をMDCK細胞に接種し、2検体からインフルエンザウイルスが分離された。患者の概要を表1に示す。

分離されたウイルス2株について、国立感染症研究所から配布された2009/10シーズン新型インフルエンザAH1pdmウイルス同定用キットを用いて赤血球凝集抑制(HI)試験(0.5%七面鳥赤血球を使用)を行った結果、抗A/California/7/2009 (H1N1)pdm(ホモ価2,560)に対して<10であった。そこで、2008/09シーズン用キットを用いてHI試験(0.75%モルモット赤血球を使用)を行ったところ、2株とも抗A/Uruguay/716/2007 (ホモ価1,280)に対しHI価80、抗A/Brisbane/59/2007 (同1,280)、抗B/Brisbane/3/2007(同2,560)および抗B/Malaysia/2506/2004(同2,560)に対しては<10であり、AH3亜型と同定された。

今回分離したウイルスのHA抗原性は、HI試験の結果からは2008/09シーズンワクチン株と抗原性が異なってきていると考えられる。このため、今後、国立感染症研究所から配布される予定である2009/10シーズン用のキットを用いて赤血球凝集抑制(HI)試験を行い、抗原性を比較していく必要がある。札幌市における2008/09シーズンのインフルエンザAH3亜型流行は、例年に比較して小規模であった。一方、新型インフルエンザが発生して以来、AH1pdmが主流を占めているが、中国などではAH3亜型も同時流行しているので、本亜型の発生動向にも注目していきたい。

札幌市衛生研究所
村椿絵美 菊地正幸 扇谷陽子 伊藤はるみ 水嶋好清 矢野公一
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3573.html

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WHO:パンデミック(H1N1)
 パンデミック(H1N1)2009 - 更新 71
2009年10月23日 WHO (原文)

update 71
 2009年10月17日現在、世界中で41万4千人を超える実験室診断で確定したパンデミックインフルエンザH1N1 2009感染者と5千人を超える死者がWHOに報告されている。

多くの国々が全数報告を中止しており、患者数、特に軽症例の数は実際よりも少なく報告されていると考えられる。WHOは、パンデミックの状況をWHO地域事務局および加盟国と頻繁に連絡を取り合いながら、また、さまざまなデータを介して積極的に監視している。

新たな流行

今週に入り、モンゴル、ルワンダ、サオトメとプリンシプルが初めてパンデミックインフルエンザの患者を報告した。

アイスランド、スーダン、トリニダド・トーゴが最初の死亡例を報告した。

最新の状況

全体的に、北半球でのインフルエンザの流行は先週と大きく変わっていないが、呼吸器疾患の患者発生地域は拡大し、継続して増加している。北米地域では、アメリカにおけるインフルエンザ様疾患(ILI)の発症率が例年に比べはるかに高く、提出される検体のうち、パンデミックH1N1 2009ウイルスの占める割合も高くなっている(提出された検体のうち29%がインフルエンザA陽性であり、亜型の判明したすべてがパンデミックH1N1 2009ウイルスであった。カナダも4週連続でILI発症率が上昇しているが、最もインフルエンザの活動が高いのはブリティッシュコロンビア州の西部である。メキシコも国の一部の地域でインフルエンザの感染が拡大していると報告している。ヨーロッパの国々では、インフルエンザの流行は低いが、ベルギー、イスラエル、オランダ、ノルウェー、イギリスの一部ではILI/ARI (Acute respiratory infections; 急性呼吸器感染症)の割合が例年より高い。また、これらの国ではインフルエンザウイルスの検出率も高くなっており、インフルエンザシーズンが例年より早く始まっているのかもしれない。東欧と北アジア地域では呼吸器疾患が多くなっているが、例年のインフルエンザシーズンのレベルにまでは達していない(ただし、これらの地域では、ベースラインデータの無いところが多い)。注目すべきは、アジア地域におけるインフルエンザA(H3N2)の割合は、東アジア地域を除き、パンデミックH1N1 2009ウイルスの検出数の増加に伴って減少している。現在、唯一東アジアでかなりの数のインフルエンザA(H3N2)の分離が報告されている。

世界の熱帯地域では、発症率は一部の地域を除き減少傾向にある。キューバ、コロンビア、エルサルバドルはアメリカ熱帯地域で発症率の増加を認めている。今週報告を行なったアジア熱帯地域の国では、呼吸器疾患の発症率は低下している。

先週の南半球の温帯地域におけるパンデミックインフルエンザの流行に関して、特記すべきことはなかった。

地域名 累積総数
2009年10月18日まで
症例数 死亡例
WHOアフリカ地域 (AFRO) 13,297 75
WHOアメリカ地域 (AMRO) 160,129 3539
WHO東地中海地域 (EMRO) 14,739 96
WHOヨーロッパ地域 (EURO) 63,000以上 少なくとも261
WHO東南アジア地域 (SEARO) 41,513 573
WHO西太平洋地域 (WPRO) 122,267 455
総計 414,945以上 少なくとも 4,999


詳しくは
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/update71.html



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重症患者の臨床像
 重症患者の臨床像
パンデミック(H1N1)2009-briefing note その13
原文

20091016-ジュネーブ

パンデミックインフルエンザの臨床像および患者管理に関する情報を収集するため、WHOは10月14-16日の3日間、ワシントンDCにあるPAHO(WHOアメリカ事務局)のヘッドクォータにて会議を開催した。アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東、オセアニアから約100名の研究者、臨床家、科学者、公衆衛生専門家らにより所見や経験が提示された。

その会議では、世界的に新型H1N1ウイルスに感染したほとんどの症例では、たとえ薬剤を使用しなくても合併症もなく一週間以内に完全に回復していることが確認された。

集中治療の必要性

しかしながら、急速に進行する重症の肺炎を呈する一部の患者層の臨床経過および管理法に現在関心が置かれている。これらの患者では、しばしば重症肺炎が他臓器の障害や基礎疾患としてあった喘息や慢性閉塞性気道疾患の著名な悪化と関連している。重症化した患者の治療は困難を極め、多大な労力と時間を要する。そしてそのことは救急室や集中治療室がパンデミック期に患者の治療において最も重い負担を抱えることを示している。

原発性ウイルス性肺炎が重症例でもっとも共通した所見で死亡の原因である。死亡例の約30%で二次性細菌性肺炎が認められている。呼吸器不全、不応性のショックが最も多い死亡原因である。

会議中に重症肺炎の病理像の詳細が示され、動物実験の所見もこれらの結果と合致していた。これらの結果により、新しいH1N1ウイルスが直接重症肺炎の原因となりうることが確認された

・季節性インフルエンザとの臨床像に関する相違点

重症例管理に携わった参加者は、臨床像がこれまでの季節性インフルエンザ流行期にみられた重症患者のものと大きく異なっていることを認めた。妊娠を含む基礎疾患を有する人々が重症化のリスクであると知られている一方で、もともと健康であった若年層で多くの重症者が発生している。それらの患者では、重症化する危険因子はまだ不明であり、現在調査中である。

重症患者では、一般的に発症して3-5日に悪化し始める。悪化は急速で、多くの患者では24時間以内に呼吸器不全に進行、ICU入室が必要となる。入院に際して、大部分の患者は人呼吸器管理が必要となる。一部の患者では人工呼吸器管理にあまり反応せず、さらに治療が困難となる。

良い情報としては、会議中に示された情報では、迅速なオセルタミビルやザナミビルといった抗ウイルス薬の投与が重症度を軽減させ、生存率を改善するエビデンスが示された。

ウイルスによる肺炎に加えて、細菌の共感染が重症化や急速に進行する点に関与している可能性に関するエビデンスが示された。細菌としては、肺炎球菌およびMRSAを含む黄色ブドウ球菌が多く報告されていた。細菌の共感染は当初考えられていたよりも頻度が高く、臨床家は初期治療として市中肺炎に対する予防的な抗生剤治療を考慮する必要性を強調した。

リスクの最も高いグループ

重症化、死亡する最もリスクの高いグループとして、妊婦、特に第3期、二歳以下の小児、喘息を含む慢性肺疾患を有する患者の3つのグループであると参加者らは同意した。神経系疾患は、小児において重症化リスクを増加させる可能性がある。

少数民族や先住民族といった不利な環境下にいる層で不釣り合いに重症化しているエビデンスが示された。理由はよくわかっていないが、糖尿病や喘息といった基礎疾患がこの層で高頻度に認められることや、医療アクセスが悪い点が調査されている理由として挙げられていた。

正確な機序はよくわかっていないが、肥満、特に病的肥満が重症例・死亡例で高率に認められた。季節性や、これまでのパンデミックで肥満はリスク因子としては認められてこなかった。

WHOとその協力機関は、途上国がパンデミックインフルエンザウイルスによって起こる疾患の検索と治療をより行いやすくするために技術的および実務的なサポートを提供している。医療資源が限られている条件下で提供できる患者ケアに関するアドバイスは迅速に適応されている。


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